おむつの種類

おむつは大きく分けて布おむつ・紙おむつに分けられます。

この二つは、用途や考え方によって使い分けられることが多いです。

それぞれにメリット・デメリットがあります。

個人的には、併用がオススメ。

例えば・・・

外出時等は、汚れたおむつを持ち帰るのが大変だし、長時間オムツ替えができない可能性があるので紙おむつ、もうすぐお風呂に入る時間なのに、ウンチをしてしまった!このままだと気持ち悪くて可哀想。でも数十分のために新しい紙おむつを使ってしまうのは勿体ない!という時は布おむつ。のような感じで使い分けています。

 

それぞれのおむつの特徴について見て行きましょう!

まずは布おむつから。

布おむつ

メリット

□赤ちゃんの排泄に対して親が適切なタイミングで対応でき、日々の排泄を通じたコミュニケーションが密になる。

※不快を言葉で表現できないため、泣いたり、表情で、親に排泄のサインを送ります。

□布おむつは、おしっこやうんちの色、量、においをチェックでき、わずかな体調の変化の見逃しが減ります。

□一般に布おむつ育児で育った赤ちゃんは、快/不快の感覚が育ちやすく、排泄に自覚的でおむつ外れも早い傾向にある言われています。

□布おむつやおむつカバーは、弟妹などにお下がりをして使い回せます。おむつが外れる2歳くらいまでの間のトータルで考えると、経済的です。

デメリット

□洗濯が面倒くさい。これが唯一で最大のデメリット。紙おむつと違い、排泄の度におむつ替えをする必要があるので、1日に使うおむつの枚数も多く、すぐに洗濯すると汚れが落ちにくいので、一晩程つけ置きしてから選択する必要があります。

新生児期はおむつ以外にも授乳等に時間をとられたり、体力的にも十分回復していない中、布おむつの洗濯に追われることになります。晴れていてすぐ乾けばいいですが、雨で乾きにくい日もあるでしょう、お布団を汚してしまったり、他の洗濯を被って十分に乾燥スペースを確保できないこともあるでしょう。地味にここは致命的。

これがあるので、結局布おむつ育児を試みてみたが諦めて、併用育児、紙おむつ育児に変更したお母さんたちも多いのではないでしょうか。

 

 

ここで、布おむつのつけ方を見て行きます。

 

基本のつけ方

輪型おむつを横長に広げ、手前から奥へ折り、さらに左から右へ折った状態で準備します。

これをおむつカバーにのせ、赤ちゃんをのせます。

( おむつカバーのおしり側ウエストベルトは、おへそより上に来るようにする。)

赤ちゃんのおなか側へおむつを返します。

※ 新生児や小柄な赤ちゃんなど、おむつが大きい場合は、お腹の回りで折って調整

(男の子の場合はおしっこが前に出るので前を厚め、女の子の場合はおしっこが後ろに伝いやすいので後ろ側を厚めにする)。

おむつカバーのベルトを赤ちゃんのウエスト位置で止めます。大人の指が1本入るくらいのゆとりをもたせましょう。

※おへそがまだ乾ききらない新生児のうちは、おむつカバーがおへそにかぶらないようにする。

足の付け根部分のギャザー回りから布おむつがはみ出ていないか確認し、ギャザーの中に布をきちんとおさめる。

 

三角折りの方法

おしっこの量が多い、うんちが漏れやすい時期に。

輪型おむつを横長に広げ、中心に沿って手前から奥の方へ三角折りにし(

二等辺逆三角形になる。三角のおむつの下におむつカバーを置く。)その上に、縦半分に折ったおむつを1枚のせます。赤ちゃんの体の大きさに合わせ、おしり側を折って長さを調整、お腹側にもおむつをたたむ。

腰回りに沿うように両サイドからおむつでおしりをくるむ。

逆三角形の頂点をお股にかぶせる。

足の付け根からはみ出したおむつは、おむつカバーの中に入れ込む。

 

三角折りのメリットは、夜など長時間でもおしっこがもれにくい事、うんちをしたら内側の1枚だけ替えればよい事。

 

布おむつ育児をする場合にそろえる必要があるおむつの枚数、おむつカバーの枚数・・・

輪型の布おむつを60枚、カバーを5枚くらい用意しておくといいです。

新生児のころは1日20回くらいおしっこをするので、おむつ交換も頻繁です。

成長にともなっておしっこの回数は減って、一回の量が増えます。

 

布おむつの洗い方

バケツに水をはり、液体石鹸や重曹を入れて一晩程つけ置き、その後まとめて洗濯機で洗ううんちは、トイレなどに流し、汚れを軽く落としてからつけ置く。

 

 

紙おむつ

メリット

□洗濯の必要がないため、楽。

□長時間使用できるので、おむつ替えの頻度が少なくて済む。

デメリット

□布おむつと比べるとコストがかかる

紙おむつは、からだの大きさや発育の状態に合わせて、さまざまな形・サイズがあります。また、各メーカーによってもサイズや形が微妙に違うので、赤ちゃんに合ったメーカーの紙おむつを選んであげることができます。

紙おむつを、いくつかの視点で大まかに分類してみましょう。

  • 形状による分類

いわゆる「テープタイプ」と「パンツタイプ」と呼ばれるものがあります。

テーブルプタイプは、開くとおなか側と背中側に分かれていて、腰ベルトのように左右にマジックテープがついていて、赤ちゃんにあててからテープでとめておしり全体をくるみ、後ろから前に向かって貼り付けます。開くと平面上ですが、ギャザーがついているので、布おむつのように平らにはなりません。

主にまだ激しく動き回らない、生まれてすぐのねんね期の初めてのおむつから、おすわり、はいはいの頃まで。

おむつ交換の際、古いオムツの下に新しいおむつを広げておいて、古いオムツのテープを外して抜き取ると、オムツ替えがスムーズに行えるので、ねんね期の赤ちゃんの頻繁なおむつ交換を楽にしてくれる形状です。

パンツタイプは、「穿かせる」タイプのおむつです。ハイハイ期以降の赤ちゃんに使用するのに適した形状のオムツです。ハイハイするようになると、赤ちゃんは体を大きく動かすことになるので、テープタイプのおむつだと横漏れしやすくなってしまったりします。パンツタイプなことで、横漏れ等を最小限にできます。また、たっちできるようになると、おしっこだけの場合等は、立ったまま古いオムツを脱がせて、新しいオムツも立った姿勢で穿かせることもできます。この頃は、赤ちゃんは活発に動き回って、オムツ交換でじっとしていてもらうのが大変な時期なので、パンツタイプのおむつで、素早くはき替えできるのも利点になります。

 

  • サイズによる分類

サイズ展開と各サイズの対応体重は、各メーカーによって設計がそれぞれ違うので、購入するメーカーのパッケージ情報を確認する必要があります。

例えば、ユニ・チャームのムーニーのサイズ展と体重は、

新生児用(お誕生〜3000gまで)

新生児用(お誕生〜5000gまで)

Sサイズ4~8

Mサイズ5~10,6~11

Lサイズ9~14

ビッグサイズ12~22

ビッグより大きいサイズ13~28,18~35

等、形状、目的によってもサイズはかなり細かく設定されています。

③目的による分類

日常のおしっこ・うんち用、トイレトレーニング用、おねしょ用、水遊び用などがあります。

日常のおしっこ・うんち用・・・日常の生活で使っているのがこのタイプです。

おふろの時間以外はずっと赤ちゃんがつけているため、おしりをいつもさらさらに、ムレさせない工夫が施されていてます。

トイレトレーニング用・・・トイレトレーニングが始まった赤ちゃん用。ぬれた感じがわかり、お子様自身がおしっこを実感できるように設計されています。

 

おねしょ用・・・「昼間のおむつは卒業し、夜のおねしょだけがまだなくならない子用。下着らしい薄さとデザインになっている。

水遊び用・・・おむつはずれ前の赤ちゃんが水遊びする際に使用できるための紙おむつです。

通常の紙おむつのような吸収体は入っていないので、水に入ってもふくらまないです。

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